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今回はストレスについてお話しようと思います。
現代社会においてストレスが全くない方はいないのではないでしょうか。
私は「まぁ、そんな考えの人もいるよね。自分は違うけど。」という考えなので、まだストレスは少ない方なのですが、でもイライラする時はあります(笑)
このストレスは、感情や衝動を抑制している前頭前野(記憶、判断、感情をコントロールしたりなどの働きをする脳)の支配力を弱めるため、視床下部(自律神経の調整を行う)などに支配が強まった状態になり、不安を感じたり、普段は抑えている衝動に負けたりします。
そしてそのストレスにより脳内変化が生じると、以後のストレスに対してさらに弱くなり、鬱病や依存症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの不安障害に繋がります。
ストレスがかかると能全体に突起を伸ばしている神経からノルアドレナリンやドーパミンなどの神経伝達物質が放出されます。
これらの濃度が前頭前野で高まると、神経細胞の活動が弱まり、やがて止まってしまいます。そして行動を調整する能力も低下します。視床下部から下垂体(ホルモンの働きをコントールしている部位)に指令が届き、副腎がコルチゾールというホルモンを血液中に放出されます。
このコルチゾールというホルモンは「ストレスホルモン」とも呼ばれ、ストレスを感じた時に副腎皮質から分泌され、ストレスを抑制する働きがあります。そしてそのストレスの強さにより、放出されるコルチゾールの量が変わり、強くなればなるほどコルチゾールの放出量が増加します。
このコルチゾールの量は昔は唾液などから検出されたりしていましたが、最近では爪や髪を検体として使われているようです。
言い換えるとストレスを感じると髪に影響が出るということですね。。
そしてこのコルチゾールが脳に届くと自制心がバランスを崩していきます。
そしてストレスにはノルアドレナリンという物質も影響してきます。
このノルアドレナリンは副腎から分泌されるホルモンなのですが、交感神経からも分泌され、こちらのノルアドレナリンはホルモンではなく、神経伝達物質に分類されます。
交感神経が興奮すると、ノルアドレナリンが神経細胞から放出され、気管収縮、心臓の拍出力、心拍数が増強されます。
ホルモンから分泌されるアドレナリン、ノルアドレナリンは血液によって運ばれるため、効果が出るまで数分程度かかります。
一方、神経伝達物質のノルアドレナリンは神経から気管、血管、心臓に直接送られるので、瞬時に効果が出て興奮状態になります。
ということはすぐカッとなって、キレる人というのはこの神経伝達物質のノルアドレナリンが放出されてる方なのですね。
次回はこのストレス緩和の方法などについてお話しようと思います。