2020年02月19日

アレルゲンが皮膚から侵入するのを防ぐために

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

今回は前回からの続き、アレルギー反応が出なくするために、どうすればよいかというお話をしていこうと思います。

まずアレルギーのことを知る前に、皮膚の働きについてご説明させていただきます。

皮膚には4つの働きがあります。

①外界からの刺激を防ぐ働き

②体温を一定に保つ働き

③感覚作用としての働き

④分泌作用としての働き

があります。

そして皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層からできています。

その3層の中でも表皮は肌の潤いやキメを左右していきます。

表皮の細胞はだいたい28日〜100日前後で新しく生まれ変わります。このメカニズムを「ターンオーバー」といいます。

ターンオーバーが正常に行われることで、肌は美しく保たれます。

周期が非常に振り幅が広いと感じたのではないでしょうか。これは何故かというと、年齢により変化します。高齢になるほど周期が長くなります。

この周期の変化によりターンオーバーが上手くいかず、剥がれ落ちずに残った細胞がシミの原因になります。。

そしてそれ以外に表皮の一番表面にある「角質層」が刺激をうけると細胞が壊れて肌あれやシミ、アレルギーの原因になったりします。

角質層は肌のバリア機能の役割をしてます。角質層が常に1020%の水分が保たれているとはだはしっとり潤った状態でいられます。

その水分を「細胞間脂質」が水分を逃さないように守ってくれています。

この細胞間脂質が肌をみずみずしく保つ働きをしてくれているのですが、中でも「セラミド」という成分が細胞間脂質の半分以上を占めているので、大切になってきます。

このセラミドは肌の水分が蒸発しないように防ぐふたのような役割をしてくれています。なのでこのセラミドは肌をみずみずしく保つために非常に重要な役割を果たしています。

このセラミドを角質層から奪い、肌を乾燥させてしまう成分があります。

それが以前ご説明した高級アルコール系界面活性剤などの刺激の強い界面活性剤です。

この刺激の強い界面活性剤がセラミドを破壊し、水分を蒸発させ、角質層を壊していきます。

バリア機能を失った角質層は、外的刺激を受けやすくなり、細菌やウイルス、アレルゲンなどが体内に侵入しやすくなります。

その外からの異物に対抗しようと体は抗体という物質をつくり、排除しようとします。

そしてその抗体がアレルゲンから身を守ろうとして出てくる反応がアレルギー反応になります。

バリア機能が低下した皮膚から加水分解コムギが浸透して、アレルギー性皮膚炎を発症し、パンやうどんなどの小麦食品を食べて食品アレルギーを発症した例もあるようです。

食品アレルギーも重篤になるとアナフィラキシーショックを起こし命に関わることもあるので、怖いですよね。。

小麦も最近はグルテンフリーを行い体質改善を行なっている方も多いようです。

実は私もその一人でした(笑)

次回は私も行った「グルテンフリー」についてお話したいと思います。

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